ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバルのあらすじ
昔々、あるところにとっても小さくて美しい島がありました。その国を治めていたのは素敵なお姫様、名前はダニエラ姫!国中の誰もが、美しいお姫様のことが大好きでした。毎朝お姫様は港の穏やかな海へと泳ぎに行きます。するといつも遊び好きのイルカ達がやってきて沖へ沖へと彼女を誘います。そして遊び終えると、水平線の彼方へと帰っていくのです。いつしかお姫様はイルカたちに着いていって海の向こうの世界を知りたいと思うようになりました。自分で行ってこの目で確かめたい。そこにはきっとパラダイスがあるに違いない!
こうしてお姫様は航海の旅に出ることを決めたのです。たちまち国中でもっとも勇敢な勇士たちが立ち上がりました。発明家、芸術家、探検家そしてシェフ。勇士たちは大好きなお姫様のために最高の設備が整った船を用意しました。船にはお姫様の高価な品々と、そしてこの王国の海のお守りといわれる古びたコンパスが積み込まれました。
「迷ったときや困ったときは心を開いて海の声を聞きなさい。」
こうして航海の準備が全て整い、いよいよパラダイスへ!
こうして航海が始まり、何ヶ月もの時が過ぎました。しかしパラダイスは一向に見つかりません。食料も底をつき、希望の光を失っていきます。
すると突然ものすごい嵐に襲われ、頑丈だったはずの船が壊れ始めました。みんなはお姫様を守ろうとします。お姫様は壊れた船を軽くしようと高価な品々を船から投げ捨て始めました。しかし海はあまりにも荒々しくみんなは船から投げ出されてしまいました。全ての希望が海に飲み込まれてしまい、絶望の淵に置かれたお姫様は、海に浮かぶ古びたコンパスを見つけたのです。お姫様は最後の力を振り絞り、泳ぎに泳ぎました。そしてコンパスを手にすると彼女の心に海の声が聞こえました。
「あなたにとって本当に大切なものは?」
「私の本当に大切なものは、今ここにいる仲間と王国の人々の未来です!」
すると波は静まり、風も止み、水平線にはまるで魔法のように虹が輝き始めたのです。そして空には美しい鳩が舞い、気がつけば懐かしいイルカたちが船の周りを取り囲んでいます。やがて水平線上に見えてきたのは美しい島。ついにパラダイスを見つけたのです。そしてその島をよーく見たお姫様は、込み上げる感激に息を呑みました。そうです、故郷に帰ってきていたのです!そこにはお祝いの人々でいっぱいです。彼女は思いました。この島こそ、そしてこの港こそ捜し求めていたパラダイスなのだ、と。そしてお姫様は改めてこの港に名前をつけました。そう…「ポルト・パラディーゾ」
そうして町の人々は毎年この日を本当に大切なものは何かを思い出す日としたのです。そうです、今日がその記念日です!
---プレショー:ストーリーテラーより
昔々、あるところにとっても小さくて美しい島がありました。その国を治めていたのは素敵なお姫様、名前はダニエラ姫!国中の誰もが、美しいお姫様のことが大好きでした。毎朝お姫様は港の穏やかな海へと泳ぎに行きます。するといつも遊び好きのイルカ達がやってきて沖へ沖へと彼女を誘います。そして遊び終えると、水平線の彼方へと帰っていくのです。いつしかお姫様はイルカたちに着いていって海の向こうの世界を知りたいと思うようになりました。自分で行ってこの目で確かめたい。そこにはきっとパラダイスがあるに違いない!
こうしてお姫様は航海の旅に出ることを決めたのです。たちまち国中でもっとも勇敢な勇士たちが立ち上がりました。発明家、芸術家、探検家そしてシェフ。勇士たちは大好きなお姫様のために最高の設備が整った船を用意しました。船にはお姫様の高価な品々と、そしてこの王国の海のお守りといわれる古びたコンパスが積み込まれました。
「迷ったときや困ったときは心を開いて海の声を聞きなさい。」
こうして航海の準備が全て整い、いよいよパラダイスへ!
こうして航海が始まり、何ヶ月もの時が過ぎました。しかしパラダイスは一向に見つかりません。食料も底をつき、希望の光を失っていきます。
すると突然ものすごい嵐に襲われ、頑丈だったはずの船が壊れ始めました。みんなはお姫様を守ろうとします。お姫様は壊れた船を軽くしようと高価な品々を船から投げ捨て始めました。しかし海はあまりにも荒々しくみんなは船から投げ出されてしまいました。全ての希望が海に飲み込まれてしまい、絶望の淵に置かれたお姫様は、海に浮かぶ古びたコンパスを見つけたのです。お姫様は最後の力を振り絞り、泳ぎに泳ぎました。そしてコンパスを手にすると彼女の心に海の声が聞こえました。
「あなたにとって本当に大切なものは?」
「私の本当に大切なものは、今ここにいる仲間と王国の人々の未来です!」
すると波は静まり、風も止み、水平線にはまるで魔法のように虹が輝き始めたのです。そして空には美しい鳩が舞い、気がつけば懐かしいイルカたちが船の周りを取り囲んでいます。やがて水平線上に見えてきたのは美しい島。ついにパラダイスを見つけたのです。そしてその島をよーく見たお姫様は、込み上げる感激に息を呑みました。そうです、故郷に帰ってきていたのです!そこにはお祝いの人々でいっぱいです。彼女は思いました。この島こそ、そしてこの港こそ捜し求めていたパラダイスなのだ、と。そしてお姫様は改めてこの港に名前をつけました。そう…「ポルト・パラディーゾ」
そうして町の人々は毎年この日を本当に大切なものは何かを思い出す日としたのです。そうです、今日がその記念日です!
---プレショー:ストーリーテラーより
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